ヒップホップ

【唾奇】沖縄代表の超人気ラッパー唾奇の魅力。カッコつけないゆるいかっこよさ

今沖縄のラッパーと言えば誰?と聞かれれば、MCバトルやフリースタイルダンジョンで名を馳せたCHICO CARLITO(チコカリート。通称チコカリ、チコ)をあげる人が多いだろう。

しかしそんなチコカリートの盟友である唾奇というラッパーを知っているだろうか。

唾奇は今や日本語ラップの域にとどまらない程人気が出てきているので、ご存じの方が多いとは思うが、この記事では唾奇の魅力や曲などを紹介する。

唾奇とは?沖縄を代表する今大人気のラッパー

唾奇のプロフィールをざっくり紹介。

  • 唾奇(つばき)という名前の由来:ソウルイーターという漫画のキャラクターから取った。そのまま椿だとホストっぽいからあえて汚い字面びした。漫画の椿は女子。
  • 唾奇の生年月日、年齢:1981年8月4日、27歳
  • 唾奇の生い立ち:沖縄県那覇市出身。2つ上の姉とほとんど家にいないような母のもとで育つ。母には幼いころに見捨てられ、祖母に育たられる。虐待やDVなど壮絶な過去を持つ。姉はヤンキー。
  • ラップにハマったきっかけは姉が付き合っていた当時の彼氏の影響。元々ダンサーをやっていたが、外に出るのがめんどうになって家でできるラップを選ぶ。実に唾奇らしい。。
  • 自分のことを底辺の人間だと劣等感をいただいていたが、音楽で飯を食うという志を持ってラッパーとして本格的に活動を始める
  • パラパルというBARで働きながらそこでチコカリートたちとラップしたりしていた
  • そのBARにたまたま通りがかったSweet William(スウィートウィリアム)と仲良くなり曲を作るようになる
  • 中学は不登校で荒れた生活を送るがアニメやゲームなども大好き

唾奇は生い立ちはまぁ悲惨。

そんな過去も今の自分の思いも包み隠さずにリリックに乗せるところが唾奇の特徴。

そしてダウナーでフローと心地よい声質が非常に聞きやすい。

ドープな内容でも聞きやすく、主にSweet Williamが作るメロウでおしゃれなビートと混ざり合いどっぷりハマってしまう。

沖縄だけでなく人気は全国に及び今の日本語ラップの重要者人物の一人。

唾奇の魅力は人間味溢れる等身大のラップ

唾奇の魅力は人間味が溢れるリリック。

リリックは割と暗い内容が多いが悪さを自慢するわけでもなく、不幸自慢でもない。

ただそういう過去があったクソだった自分、つらい過去をラップしているだけの等身大の唾奇の言葉でしかない。

もちろん辛い過去を乗り越えて音楽で飯を食いたいという志は当然あるが、単なる悪自慢ではなく「俺の不幸で踊ってくれ」とポジティブに変換しているところがみんなが惹かれるところだろう。


ゆるくてちょっと気だるい、でもポップな唾奇のフロー

ラップのフローにもいろいろある。

小説いっぱいに言葉を詰め込んで早口でラップしたり、叫ぶようなフロー、USのラッパーの模倣など。

唾奇のフローはゆるく少し気だるい、ダウナーなフローが心地よく肩ひじ張らずに聞ける。

決してきれいな歌詞ではないがゆるくてポップなフローが普段ラップを聞かない層にも受け入れられる理由のひとつ。

「俺は!ゲットー育ちなサグなライフだけど!音楽でハスリンして今は金も女も手に入れた!」みたいな歌詞をやかましくラップされても正直しんどい時もある。

唾奇も似たようなことはラップしてもゆるいフローなので(さらにいうとトラックが超オシャレ)嫌悪感なく聞ける。

唾奇の相棒CHICO CARLITOとSweet William

フリースタイルダンジョンやUMBなどのMCバトルの大会で有名な沖縄のラッパーCHICO CARLITO(チコカリート)は唾奇の盟友。

売れる前に唾奇が働いたBARのころからの仲。

唾奇自身「困ったことがあったらまずチコに相談する」「俺を知っていてチコを知らないヤツはモグリ。逆もそう。」と明言するほど信頼している。

そして唾奇のトラックを手掛けるビートメイカーのSweet William(スウィートウィリアム)。

唾奇が働くBARで「SHUREN THE FIRE」という日本語ラップを流しているときにたまたま大学の卒業旅行で来ていたSweet Williamがその音に惹かれて入店し知り合ったのがきっかけ。

そこから曲を一緒に作るようになり、「Pitch Odd Mansion」というクリエイター集団に所属するようになる。

唾奇のある種のネガティブなワードセンスもSweet Williamのトラックじゃなければ違った聞こえ方もするだろう。

現在はSweet William以外のビートでラップすることも多い唾奇だが、この二人のタッグが一番バランスがいいと私は思う。

客演も多い唾奇は今後もどんどん人気に。音源だけじゃなくライブもチェック

唾奇が出演するライブはもうどこもパンパンで、その人気は今後も伸び続けていくだろう。

他のラッパーの客演も多くこなし、まさにシーンを代表する旬なラッパーの一人。

唾奇自身「家でいることが好き、だらしない人間」と公言しているが、決して根暗なわけではなく、ライブで見るとエネルギッシュでパワーをもらえる。トークも面白い。

「うだつの上がらない日々を過ごしている」と思うのなら、彼の歌詞やライブパフォーマンスは元気を与えてもらえるだろう。

RELATED POST