「これがクラシックじゃなきゃ、何がクラシックやねん」
名門サイファー「梅田サイファー」の面々が揃った極上のマイクリレー「マジでハイ」。
マジでハイの歌詞の紹介、リリックの解説などまとめた。
マジでハイ|歌詞|R-指定, KZ,peko,ふぁんく,KOPERU,KBD,KennyDoes(梅田サイファー)
約6分の曲だがあっという間のマイクリレーだ。
もう一周してほしいぐらいの気持ちよさ。
YouTubeにあげられたMVは約1週間で100万再生を突破し200万回以上再生されている。
それだけ梅田サイファーのフリースタイルの実力とプロップスが高いことがわかる。
全員異なったビートアプローチにフローだが、どのバースも全部気持ちがいい。
マジでハイ:歌詞|リリックの解説・考察
マジでハイの歌詞、リリックを全体通して見ると、
「俺たちのスキルはマジでヤバイ」
「梅田サイファーの曲でハイになれるぜ」
といったところだろうか。
マジでハイの歌詞の中にはドラッグに関わるワードがいくつも出てくる。
しかしストーナーラップ(大麻を肯定するラップ)やドラッグ万歳なイリーガルなものではなく、「純粋に音楽だけでハイになれるほどのライムとフロー」にこだわりが見える。
確かに純粋にこの曲だけで十分アガれる気持ち良さである。
梅田サイファーとは?
梅田サイファーとは、大阪梅田の阪急梅田駅と阪神梅田駅を結ぶ歩道橋の上で行われている路上のサイファー。
R-指定も梅田サイファー出身のラッパーであり、ここから有名なバトルMCが何人も生まれた。
フリースタイルダンジョンにも「梅田サイファーチーム」としてPEKO、ふぁんく、Kenny dose a.k.a. doike(ケニードーズ ドイケン)で出場したこともある。
ふぁんくはUMB全国大会でも常連であり、他のメンバーも全員MCバトルはかなりの実力者である。
マジでハイ:R-指定(梅田サイファー)|MV制作はBROTH WORKS FILMのISSEI
マジでハイのMVはBROTH WORKS FILMのISSEIが制作している。
ISSEIはDJ、トラックメーカー、映像、グラフィティやデザイン、アパレル制作など多岐にわたって活動するクリエイター。
2018年の末にヒットしたBASIの愛のままにfeat.唾奇のMVもISSEIの手によるもの。
マジでハイのMVの内容は梅田サイファーがどこからか手に入れたきた大金を、メンバーがどう使うかを描いている。
全員が作業服姿なので強奪してきたものであり、オチでは全員袋を被せられ港に沈められる手前、、といったストーリー。
KZは貯金、pekoはゲームを購入し遊ぶ、ふぁんくは後輩にご飯を奢る。
koperuは大量のTENGAの購入で満足気、KBDは食べきれないほどのたこ焼きを前に嬉しそうな姿、ケニードーズはアパレルショップ開業、R-指定はとりあえず札束で遊ぶ。
メンバーの大金の使い方がそれぞれ違っており面白いのも見所。
マジでハイ:R-指定(梅田サイファー)|ビート・トラックメイクはLIBRO
マジでハイのビート・トラック制作はラッパーでありトラックメイカーの「LIBRO」。
小気味好いBPMで流行りに寄せすぎないビートがラップを引き立てる。
間違いなくバトルビートで多用され盛り上がるだろう。
マジでハイ|R-指定(梅田サイファー):歌詞解説まとめ
マジでハイの歌詞、リリックもMVも「マジでハイ」になる一曲だ。
ドラッグやイリーガルじゃなくても音楽でハイになれるというメッセージも込められている。
これほどまでに完成度の高いマイクリレーはなかなかないであろう。
梅田サイファーの曲はYouTubeにはほとんど上がっていないので、音源はCDの購入かサブスク音楽配信サービスをチェックしよう。
⇒般若対R-指定フリースタイルダンジョン【ライム書き起こし】伝説の引退MCバトル