大阪若手ラッパー期待の星、WILYWNKA(ウィリーウォンカ)。
高校ラップ選手権第一回目から「TAKA」名義で出場し、その後はAbemaの人気番組「ラップスタア誕生」で一躍有名に。
現在はANARCHY(アナーキー)の新レーベル、プロジェクト「1%」に所属しファーストシングル「Rapper’s Flow」で大ブレイク。
そんな弱冠22歳のWILYWNKA(ウィリーウォンカ)の経歴やプロフィール、人気曲などを紹介する。
ラッパーWILYWNKA(ウィリーウォンカ)とは?
WILYWNKA(ウィリーウォンカ)は大阪出身の今注目の若手ラッパー。
まずはWILYWNKAの簡単なプロフィールを紹介する。
- 本名:井上貴吉(いのうえたかよし)
- 誕生日:1997年3月26日
- 年齢:2019年現在22歳
- 出身:大阪、ゴリゴリのストリート育ち
- ラップとの出会い:母親がm-flowが好きでよく聞いていた。中学生のころに韻踏合組合を聞いたのがルーツになっている
- ラップに目覚める前からスケーターでの韻踏合組合のHIDADDYが経営する「一二三屋」によく遊びに行っていた
- 一二三屋でHIDADDYに導かれラッパーとして歩み始める
- 高校ラップ選手権第一回目から「TAKA」という名で出場。第7回で惜しくも2位になるがこのバトルで一躍有名に
- 大阪の盟友VIGORMANと「変態紳士クラブ」を結成
- Abemaの人気番組「ラップスタア誕生」に出演。結果は惜しくも2位だがSEEDAに「優勝はできなかったが絶対に有名になる」と言わしめる
- ANARCHYから曲を作らないかとオファーがあり、ANARCHY主催のレーベル「1%」に所属
- WillywonkaからWILYWNKAに若干改名
- 2018年に配信限定ファーストシングル「Rapper’s Flow」がすぐさま10万回以上再生される
- 同年ファーストアルバム「SACULA」リリース
- 結論:超イケイケ
順風満帆で華々しい経歴にも見えるが、10代はヤンチャしてたようで、暗い過去も持つ。
とはいえ10代でANARCHYからディールの話が来るなんて夢のような話ではある。
ちなみに身長は170後半でスタイルもよく、顔もファッションもイケてる今どきなラッパーだ。
WILYWNKA(ウィリーウォンカ)の経歴、ラッパーとしての歩み
母親がm-flowが好きでVERBALのラップなどを聞いて育つ。
元はラッパーを目指していたわけではなく、スケートやストリートで遊ぶ少年だった。
たまたま遊んでいた時に手渡されたフライヤーから韻踏合組合のHIDADDYを知り、HIPHOPを知る。
このことはファーストシングル「Rapper’s Flow」のリリックにもなっている。
中学生ぐらいからWILYWNKAルーツとなる韻踏合組合やG-UNITなどを聞き、中学2年生のころから学校には行かなくなり「ラップで飯を食う」と決意する。
本人的には「やりたいことに素直に生きてきただけ」らしい。
高校生ぐらいの年齢の時にHIPHOPのイメージが出来上がり始める。
高校1年の年齢の時に「FORCE LIMIT」というクルーに入り、高校ラップ選手権に出場する。
このころから大阪トラップ界のJin Dogg(ジンドッグ)や韻踏合組合、TORNADOなど大阪を代表する上の世代のラッパーたちともリンクしていく。
第7回高校ラップ選手権の決勝の言×THEANSWERとのバトルは有名。
このバトルでWILYWNKAはかなり有名になる。
その後は地元の遊び友達でありレゲエDJのVIGORMANとプロデューサーのGeGと変態紳士クラブを結成するなど精力的に活動。
Abemaの人気番組「ラップスタア誕生」にも出演し、SEEDAをも唸らせる。
そしてWILYWNKA最大の転機ANARCHY(アナーキー)から曲を作らないかとオファーが来る。
これによってWILYWNKAは一気にスターダムへ。
ファーストシングルはYouTube再生回数一瞬で10万回、ライブは即完、アルバムバカ売れ。
というのもここまで上り詰めたのもひとえにWILYWNKAの努力の賜物だろう。
WILYWNKA(ウィリーウォンカ)の人気曲
WILYWNKAの魅力は背伸びしない等身大のラップ。
ラッパーは見栄を張ったり、自分を大きく見せたりかっこつけるが、WILYWNKAのリリックはそういう部分があまりない。
というのもWILYWNKA自体がかっこつけることを非常にダサイと思っているからである。
昔はそういうこともあったが、今の彼のリリックは現実的なことを書くということにこだわりがあるようだ。
WILYWNKAの魅力は骨太なラップ。
最近流行りのオートチューンやtrap、チャラチャラしたラップでなく「いい意味で古風なラップ」。
振舞いもバックグラウンドもラッパーらしくて実に良い。
声質も太く、時に毒気のあるリリックも魅力。
そんなWILYWNKAの人気曲、おすすめ曲を紹介する。
Rapper’s Flow:ファーストシングルでありトラックもドープ
待望のファーストシングル。
WILYWNKAのラッパーになるまでの過去と現在、そしてこれからのことについてラップしている。
トラックのサンプリング元も渋くクラシックな雰囲気。
MVも凝っており映っている面々も相当豪華。
WAVY:変態紳士クラブ(WillyWonka × VIGORMAN) 名義の爽やかな夏の曲
変態紳士クラブ名義のWAVY。
夏前回のこの曲は夏のワクワク感がたまらない。
トラックも陶酔感があり、パーティーにもぴったり。
チャラいリリックとMVも最高。
Everyday:ドラッギーで浮遊感が気持ちいい
WILYWNKAの考えていることや日常の遊びなどをラップしているEveryday。
トラックは怪しく少し違った雰囲気。
USのラップに近い雰囲気、ドラッギーな歌詞、怪しいMV。
大阪ストリート育ちのWILYWNKAらしさが出ている曲ともいえる。
注目若手ラッパーWILYWNKA(ウィリーウォンカ)は大阪のシーンを引っ張っていく重要人物
WILYWNKAは次世代のラッパーの中でも注目株。
今シーンで活躍するラッパーのほとんどが20代中盤から後半。
若手ラッパーといえばBADHOPが挙げられるが、WILYWNKAはBADHOPよりも若い。
そして同世代の大阪のラッパーでWILYWNKA以上に大阪を代表するようなラッパーは見当たらない。
これは彼自身も自負しているよう。
関西の正統派HIPHOPの血筋を引くのは間違いなくWILYWNKAだと言える。
いろんなラッパーと客演も多く今後も目が離せない重要なラッパーのひとり。